ステンレスの掃除方法を汚れ別に徹底解説 | ステンレスシンクと鍋の掃除方法

ステンレスは掃除しやすい素材ですが、日々のメンテナンスを怠ると、汚れが蓄積して頑固な汚れが発生します。頑固な汚れの掃除に困っている人も多いかもしれません。この記事では、ステンレスについた汚れの掃除方法を詳しい手順で解説します。ステンレスシンクやステンレス鍋の掃除方法も併せて解説するので、掃除の際の参考にしてください。

金属用洗剤の一覧ページはこちら

ステンレス製につくさまざまな汚れの原因

ステンレスの汚れの原因は、油汚れ、水垢、石けんカス、サビの4つです。以下でそれぞれ解説します。

油汚れ

油汚れがつくのは、主に調理中です。加熱された油が気化して周囲についたり、油が飛び跳ねてついたりします。ステンレスについた油を長時間放置すれば、光や熱の影響で酸化して、洗剤でも落ちにくくなります。また、油は雑菌の栄養になり、ヌメリやカビの原因にもなるため、小まめな掃除が大切です。

水垢

水垢は、食べものに含まれるカルシウム成分と水道水に含まれるミネラル成分が結合してできる汚れです。ステンレスについた白っぽい跡やざらついた白い固まりがあれば、水垢と考えてよいでしょう。水垢を放置すれば、汚れは蓄積され、頑固な汚れになります。また、黄ばみや黒ずみの原因にもなるため、注意が必要です。

石けんカス

石けんカスには種類があり、酸性石けんと金属石けんの2種類に分類されます。酸性石けんは、人の体から出る皮脂汚れと石けん成分が混ざってできる汚れです。放置すれば、黒ずみやべたつきの原因になります。

金属石けんは、水道水のミネラル成分と食器用洗剤に含まれる油の成分が混ざってできる汚れです。放置すれば、ステンレスにこびりつく頑固な汚れになります。

サビ

ステンレスは、サビ汚れに耐性がありますが、サビがついた他の金属と接触して、サビがうつる場合があります。金属たわしや鉄製のフライパンなどからサビがうつらないように注意しなければなりません。また、ステンレスについたキズからサビが発生する場合もあります。

サビがうつったまま放置すれば、サビがステンレスの表面から内部に侵食するため、早めの対処が必要です。

ステンレス製の掃除に必要な道具

ステンレス製のものを掃除する際には、それぞれの汚れに適した掃除道具と掃除方法を選べば、頑固な汚れでもきれいに掃除できます。ステンレス製の掃除に使う道具を、以下に記載します。

・水

・熱めのお湯

・クエン酸

・重曹

・食器用洗剤

・アルカリ性の洗剤

・スポンジ

・メラミンスポンジ

・スプレーボトル

・洗面器やバケツなどの容器

・ビニール手袋

・乾いた布

・キッチンペーパー

ステンレスについた油汚れの掃除方法と必要な道具

油汚れには、アルカリ性の洗剤と重曹を使った掃除方法が効果的です。アルカリ性の洗剤もしくは重曹のどちらか準備しやすい方を選んで、油汚れをきれいにしましょう。油汚れの掃除に使う道具は、以下の通りです。

アルカリ性の洗剤を使う場合

・アルカリ性の洗剤

・スポンジ

・ビニール手袋

重曹を使う場合

・水

・重曹

・スプレーボトル

アルカリ性の洗剤を使う

アルカリ性の洗剤は、油汚れの掃除に便利です。アルカリ性の洗剤は、皮膚に直接つくと手荒れになる可能性があるため、取り扱う際はビニール手袋を着けます。アルカリ性の洗剤を使った掃除方法を、以下に記載します。

1.油汚れにアルカリ性の洗剤をかける

2.スポンジで油汚れをこすり落とす

3.水で洗い流す

重曹を使う

重曹は、アルカリ性の洗剤と同じ性質を持っています。水と重曹を混ぜてできる重曹スプレーを使って、油汚れをきれいに掃除しましょう。重曹を使った掃除の手順は、以下の通りです。

1.水100mlと重曹小さじ1杯をよく混ぜて、スプレーボトルにうつし、重曹スプレーをつくる

2.油汚れに重曹スプレーを吹きかけた後、15分ほど時間を置く

3.浮いた油汚れを拭き取る

ステンレスについた水垢の掃除方法と必要な道具

水垢の掃除には、クエン酸が効果的です。クエン酸と水を混ぜてつくったクエン酸水を使って掃除しましょう。掃除する際には、キッチンペーパーを使えば、より効果的に掃除できます。水垢の掃除に使う道具は、以下の通りです。

・水:200ml

・クエン酸:小さじ1

・食器用洗剤

・スポンジ

・スプレーボトル

・キッチンペーパー

クエン酸水を使う

クエン酸水を使った水垢の掃除方法を以下に記載します。

1.水200mlとクエン酸小さじ1杯を混ぜて、クエン酸水をつくる

2.クエン酸水をスプレーボトルにうつす

3.水垢がある箇所にキッチンペーパーを置いて、クエン酸水を吹きかける

4.30分ほど放置する

5.水をふくませたスポンジに食器用洗剤をかけてこすり落とす

水垢にクエン酸水を浸透させるために、キッチンペーパーを使う点がポイントです。頑固な汚れの場合は、クエン酸水を吹きかけて2時間ほど放置すれば、汚れが落ちやすくなります。

ステンレスについた石けんカスの掃除方法と必要な道具

金属石けんは、水垢と同じ掃除方法できれいに掃除できます。酸性石けんは、金属石けんとは異なり、重曹を使った掃除が効果的です。皮脂汚れがつきやすい場所のステンレスは、酸性石けんの可能性があるため、重曹を使って掃除しましょう。酸性石けんの掃除に使う道具を、以下に記載します。

・重曹

・スポンジ

重曹を使う

酸性石けんの掃除では、重曹を石けんカスに直接かける点がポイントです。重曹をかけた後に放置すれば、汚れが落ちやすくなります。少ない手順で効率的に掃除できる便利な掃除方法です。酸性石けんの掃除方法を、以下に記載します。

1.全体を簡単に水洗いする

2.石けんカスにまんべんなく重曹をかける

3.30分~1時間ほど放置する

4.スポンジを使って汚れをこすり落とす

5.水で洗い流す

ステンレスについたサビの掃除方法と必要な道具

サビの掃除は、サビの侵食度合いで掃除方法を変えます。軽度なサビの場合は、メラミンスポンジを使った掃除方法が便利です。サビの侵食が進み、頑固なサビ汚れになっている場合は、重曹とクエン酸を使って掃除しましょう。サビの掃除に使う道具を、以下に記載します。

・粉末のクエン酸

・粉末の重曹

・メラミンスポンジ

・洗面器やバケツなどの容器

・乾いた布

【軽度のサビ】メラミンスポンジを使う

サビがステンレスの表面についている段階であれば、メラミンスポンジを使って掃除しましょう。メラミンスポンジは、研磨力が高いメラミンフォームという素材でつくられており、サビを削ぎ落とす際に便利です。メラミンスポンジを使ったサビの掃除方法を、以下に記載します。

1.メラミンスポンジに水を適量ふくませる

2.メラミンスポンジを使って、円を描くようにサビた部分をこする

【頑固なサビ】重曹とクエン酸を使う

頑固なサビには、重曹とクエン酸を使った掃除方法が効果的です。重曹とクエン酸を使った掃除方法を、以下に記載します。

1.洗面器やバケツなどの容器のなかで、クエン酸水をつくる(水100mlあたりクエン酸小さじ2分の1の割合)

2.サビに粉末の重曹をかける

3.クエン酸をかけて発泡させる

4.メラミンスポンジでこすり洗いする

5.水で洗い流す

6.乾いた布でシンクの水気を拭き取る

ステンレスシンクの掃除方法

ステンレスシンクは、使い終わった後に必ず水分を拭き取りましょう。残った水分は、水ジミの原因になります。ステンレスシンクの掃除方法は、以下の通りです。

1.水をふくませたスポンジに食器用洗剤をかけて、シンク内全体をこすり洗いする

2.ゴミ受けに残った生ゴミを捨てて、ゴミ受けと排水口カバーも同様にする

3.キッチンペーパーで水気を拭き取る

ステンレス鍋の掃除方法

ステンレス鍋の焦げは、鍋の内側と外側で掃除方法が異なります。それぞれの掃除方法を確認して、焦げをきれいに掃除しましょう。

鍋の内側の焦げ

ステンレス鍋の焦げには、重曹を使った掃除が効果的です。内側の焦げを掃除するには、半日以上の時間がかかるため、鍋を使わない日に掃除しましょう。掃除方法の詳しい手順を、以下に記載します。

1.鍋の焦げが浸かりきる量の水を鍋に入れる

2.重曹を鍋に入れて溶かす(水100mlに対して重曹大さじ1杯の割合)

3.火をつけて沸騰後、弱火で15分ほど煮る

4.火を止めて半日置く

5.スポンジで焦げをこすり落とす

6.水を捨ててすすぎ洗いする

鍋の外側の焦げ

ステンレス鍋の外側についた焦げは、重曹を直接かけて掃除します。重曹を使えば、焦げだけでなく、油汚れも落とせます。外側の焦げの掃除方法は、以下の通りです。

1.鍋の外側を水で濡らす

2.焦げた部分に重曹をたっぷりとかける

3.1時間ほど置く

4.焦げをスポンジでこする

5.水で洗い流す

鍋を十分に濡らして、重曹はたっぷりとまんべんなくかける点がポイントです。重曹の効果で取れやすくなった焦げを、スポンジできれいにしましょう。

日頃の掃除方法

ステンレス鍋をきれいに保つには、日頃の小まめな掃除が大切です。鍋に油分や水分が残った状態が続くと、サビの原因になるため、注意します。また、鍋を湿度の高い場所で保管するのも、サビの原因になります。ステンレス鍋の日頃の掃除方法は、以下の通りです。

1.使用後に水を含ませたスポンジに食器用洗剤をつけて洗う

2.水気を拭き取って乾かす

シンク用洗剤 ピックアップ



シンク用洗剤 ピックアップ



まとめ

ステンレスにつく主な汚れの原因は、油汚れ、水垢、石けんカス、サビの4つです。汚れの発生を防ぐには、日々の小まめな掃除が大切です。使用後は、食器用洗剤をつけたスポンジで洗って水分を拭き取り、十分に乾燥させる習慣を身につけましょう。

ビルメンステーションは、一般的な掃除道具から専門的な道具まで幅広く取り扱っているオンラインショップです。商品掲載数は約1800点で、様々な汚れに適した掃除アイテムを購入可能です。ステンレス製のものを掃除するための洗剤や道具をお探しの際は、ぜひご利用ください。

清掃用品をお探しの方はこちら

キーワードで商品を検索する

カテゴリから選ぶ













ページトップへ

PAGE TOP