ステンレスキッチンの天板を掃除する方法|ステンレス天板の汚れの種類と掃除のコツを解説

生活のなかで、キッチンに付属するステンレス天板をきれいに掃除したいものの、汚れがひどい場合、なかなかきれいにならないことがあります。この記事では、キッチンのステンレス天板を掃除する方法や、コツなどについて解説します。よくある汚れの特徴も紹介しているので、掃除の際はぜひ参考にしてください。

金属用洗剤の一覧ページはこちら

ステンレスキッチンの天板とは?

キッチンの天板は、調理作業をするための大きな板の部分を指します。天板の素材として、ステンレスや人工大理石などが挙げられます。ステンレスの天板は、人工大理石に比べて熱に強い特徴を持ちますが、水垢や傷が目立つといったデメリットもあります。

サビに強いが傷つきやすいステンレスの天板

ステンレス天板は、サビにくく耐久性が強いことと汚れにくい点がメリットです。一方で、表面が傷つきやすいため、金属たわしでこすってはいけません。鋭利なキッチン用具の利用時にも、注意が必要です。

ピカピカの天板を保つためには正しい掃除が必要

天板は、調理台としての役目があるため、汚れがつくのは仕方がありません。ただ、きれいに保つためには、適切な掃除方法が求められます。日常的に、正しく手入れすることが大切です。

アルコールや重曹を使った掃除が効果的

ステンレス天板の掃除は、アルコールや重曹を使う方法が効果的です。調理台として日々利用する天板の汚れの一例に、油汚れがあります。アルコールや重曹は、油汚れを落とすための掃除に適しています。

ステンレスキッチンの掃除の頻度

ステンレスキッチンの適切な掃除の頻度は、毎日です。キッチンを片付けた後に、こまめに掃除することが大切です。調味料や調理道具などを天板上に放置せず、よく絞った布で水拭きした後に、乾拭きすることをおすすめします。

ステンレスの汚れと原因

ステンレスの汚れには、いくつかの種類があります。ここでは、代表的な汚れと原因について解説します。

油汚れ

油汚れは、ステンレス天板で多く見られる汚れです。油汚れが発生する原因は、油分が多い食材の利用だけではありません。食器を洗う際に飛びはねる油や、料理中に気化した油が原因となる場合もあります。

水垢

天板に見られる、うろこ状の白い模様の汚れが水垢です。水道水に含まれるミネラル成分の蓄積や、石鹸カスの付着によって、水垢が発生します。ミネラル成分と石鹸カスが混ざり合うと、汚れはより強固になります。

黒ずみ

黒ずみとは、ヌルヌルとした黒い汚れで、主な発生原因は黒カビです。キッチンは、適度な湿度と温度、栄養がそろった、カビや雑菌が繁殖しやすい環境です。黒い汚れには、黒サビと呼ばれる種類もあります。黒サビについては、次の項目で解説します。

サビ

サビには、複数の種類があります。天板に放置された食材が、料理中の熱によって焦げとなり、サビに変化したものを、黒サビといいます。他の金属で発生したサビが、天板に接触することで付着する場合もあります。これを「もらいサビ」と呼びます。

汚れの度合い別の掃除方法

ステンレス天板の汚れ具合によって、適切な掃除方法は異なります。ここでは、汚れの度合い別に、掃除方法を解説します。

1.毎日の掃除

汚れ具合に関わらず、毎日掃除することが大切です。基本的には、水でぬらした柔らかい布で拭きましょう。汚れがひどい場合は、希釈した台所用の中性洗剤や重曹水を、布につけて拭きます。水拭きの後には、柔らかい布で乾拭きしてください。

2.少し汚れが目立つときの掃除

少し汚れが目立つときは、水で薄めた台所用の中性洗剤や重曹水をつけたスポンジで、汚れを落としましょう。その後、水拭きして洗剤を取り除き、柔らかい布で乾拭きしてください。

3.落ちない汚れがあるときの掃除

こびりついた汚れがあるときは、水や重曹水を含ませたキッチンペーパーを、汚れの部分に張り付けて湿らせ、古い歯ブラシで汚れを落とします。重曹ペーストやクリームクレンザーを活用することもおすすめします。

水垢を取り除く方法

汚れの種類によって、適切な掃除方法は異なります。ここでは、水垢を取り除く方法について解説します。

軽い水垢は重曹を使う

軽い水垢の除去には、重曹を使った掃除が有効です。重曹をお湯に溶かした重曹ペーストを、水垢に塗って磨きます。強く磨くと、ステンレスに傷がつくため、注意してください。重曹の代わりとして、セスキ炭酸ソーダも利用可能です。

取れない水垢はクエン酸を使う

水垢が落ちにくい場合、クエン酸を利用しましょう。クエン酸と水を混ぜて、スプレーで汚れに噴きかけます。1時間ほど放置し、ペーパータオルで拭き取ります。クエン酸と塩素系漂白剤を混ぜると有毒ガスが発生するため、一緒に使用しないでください。

油汚れを取り除く方法

油汚れには、重曹を利用した掃除が効果的です。重曹水、重曹ペースト、重曹パック、セスキ炭酸ソーダなどを利用する方法があります。油汚れの度合いによって、使い分けることをおすすめします。ここでは、4種類の掃除方法を解説します。

重曹水を使った方法

軽い油汚れの場合、重曹水を利用しましょう。水100mlと小さじ1杯の重曹を混ぜて、重曹水を作ります。汚れにスプレーで噴きかけて、5~10分ほど放置した後、スポンジで汚れを落とします。粉末の重曹を、汚れに直接振りかける方法もあります。

重曹ペーストを使った方法

長時間放置してしまった油汚れには、重曹ペーストが有効です。重曹と水を3:1で混ぜて、重曹ペーストを作ります。汚れに塗り、5~10分ほど放置し、スポンジで汚れを落とします。

重曹パックを使った方法

頑固な油汚れの場合、重曹パックを活用しましょう。汚れに重曹ペーストを厚めに塗り付け、1時間程度ラップで密封します。油汚れと重曹が混ざり合い、汚れをきれいに落とせます。

セスキ炭酸ソーダを使った方法

油汚れがひどい場合は、セスキ炭酸ソーダの利用もおすすめします。水500mlとセスキ炭酸ソーダ小さじ1杯を混ぜ、スプレーで汚れに噴きかけます。5分ほどで、油汚れが中和され、汚れが落ちやすくなります。

黒ずみを取り除く方法

黒ずみの掃除には塩素系漂白剤が効果的ですが、天板で利用したくない人もいるでしょう。ここでは、重曹とクエン酸を利用する方法を解説します。

クエン酸と重曹を混ぜて使う方法

クエン酸と重曹を混ぜて発生する泡を活用すると、黒カビやぬめりを除去しやすくなります。同量の重曹粉末とクエン酸粉末を、汚れに振りかけて、ぬるま湯を加えると発泡し始めます。30分ほど放置した後に、汚れを洗い落としましょう。

サビを取り除く方法

ここでは、サビを取り除く方法について解説します。サビの付着具合や種類によって、掃除方法を使い分けましょう。

メラミンスポンジで取り除く方法

軽いサビの場合、メラミンスポンジでの掃除が適切です。メラミンスポンジとは、無数の編み目を持った特殊なスポンジです。水を含ませて、サビをやさしくこすり落としましょう。汚れが落ちない場合は、古い歯ブラシで磨くことで、きれいになる場合があります。

クエン酸で取り除く方法

赤サビには、クエン酸を利用した掃除が有効です。キッチンペーパーに、クエン酸粉末を溶かした水をしみこませます。キッチンペーパーをサビにかぶせ、30分程度放置した後、水洗いしてください。

重曹で取り除く方法

メラミンスポンジでサビが落ちない場合、重曹を利用しましょう。重曹粉末をサビに振りかけ、メラミンスポンジでこすります。クエン酸粉末を追加するのもおすすめです。重曹との反応による発泡で、サビが浮かび上がり、汚れがさらに落ちやすくなります。

クリームクレンザーで取り除く方法

頑固なサビの場合、クリームクレンザーの利用をおすすめします。クリームクレンザーには、汚れを浮かび上がらせる界面活性剤と、汚れを削る研磨材が含まれています。クリームクレンザーをスポンジにつけて、サビをこすり落としましょう。

キッチンのステンレス天板を掃除する5つのコツ

ステンレス天板の掃除において、汚れの発生を防止するためのポイントがあります。ここでは、5つのコツを解説します。

強くこすらない

柔らかい布を使い、強くこすらないようにしましょう。こすり過ぎは、傷の原因となります。ステンレスの保護膜がはがれて、サビの発生にもつながります。金属たわしや研磨入りスポンジ、粒子の荒いクレンザーなどの利用は控えてください。

重曹・クエン酸のつけ置き時間に気をつける

長時間にわたる重曹やクエン酸のつけ置きは、避けてください。ステンレスをいためてしまう原因となります。掃除に利用した後は、丁寧にすすぎ洗いし、重曹やクエン酸の成分が残らないようにしましょう。

中性の洗剤を使う

ステンレス天板は、中性洗剤での掃除をおすすめします。塩素系漂白剤や、アルカリ性・酸性の薬品類を利用すると、ステンレスの保護膜がはがれ、サビの発生原因となります。天板にこぼしてしまった際は、すぐに拭き取ってください。

金属製品を天板の上に放置しない

缶詰や包丁、鍋、フライパンなどの金属製品は、天板の上に放置しないでください。もらいサビの原因になります。調味料がこぼれた場合も、すぐに水拭きしましょう。放置すると、変色やサビの原因になります。

毎日の掃除で汚れをためない

毎日こまめに掃除し、汚れがひどくならないように維持することが大切です。キッチン使用後に掃除することを習慣づけましょう。天板の水分まで丁寧に除去することで、水垢発生の防止にもつながります。

ステンレス用洗剤・磨き剤 ピックアップ



ステンレス用洗剤・磨き剤 ピックアップ



まとめ

ステンレス天板の適切な掃除方法は、汚れの度合いや汚れの原因によって異なります。この記事で解説した、汚れの度合い別の掃除方法や、汚れの原因に応じた掃除方法、ステンレス天板を掃除するコツなどを参考に、きれいなキッチンを保ちましょう。

ビルメンステーションは、幅広い掃除道具を取り扱うオンラインショップです。商品掲載数は約1800点に及び、一般的にはあまり知られていない、プロ仕様の業務用の清掃資材も、卸売価格で販売しています。キッチンの掃除用具をお求めの際は、ぜひご利用ください。

清掃用品をお探しの方はこちら

キーワードで商品を検索する

カテゴリから選ぶ













ページトップへ

PAGE TOP