オフィスの床の掃除方法は?掃除用具やきれいに保つコツまで解説
オフィスの床の掃除方法は?掃除用具やきれいに保つコツまで解説
働きやすい環境整備のひとつとして、オフィスの床をきれいに保つことが挙げられます。床が汚れていると来客時の印象も悪いでしょう。この記事では、オフィスの床をきれいに掃除したい清掃業者や企業担当者に向けて、掃除の方法や掃除用具について解説します。きれいに保つためのコツも紹介しているので、参考にしてください。
オフィスの床は主に2種類
オフィスの床の種類は、主にビニール床とカーペットの2種類です。ここでは、それぞれの特徴について解説します。
ビニール床
ビニール床は、硬質塩化ビニル製のものが多く、水拭きしやすいため掃除が簡単です。防音機能や消臭機能、凹凸によって防滑性を高めたビニール床など、様々な機能を付加できることも特徴です。色も豊富で、木目調や石目などの模様にデザインされたビニール床もあります。
カーペット
正方形にカットされたタイル状のカーペットを敷き詰めた「タイルカーペット」も多くのオフィスで採用されています。飲み物などで部分的に汚れた場合、汚れたタイルのみを取り外して洗うことや、張り替えることが可能です。カーペットの毛足が短い場合は、掃除がしやすいというメリットもあります。
オフィスの床にある主な汚れ
オフィスの床には、どのような汚れがあるでしょうか。ここでは、ビニール床、カーペットそれぞれの汚れについて解説します。
ビニール床の汚れ
黒ずみ
黒ずみの原因は、濡れた床を放置することで発生する黒カビです。ゴミやホコリ、劣化してしまったワックスなどが原因の場合もあります。黒ずみには「ヒールマーク」と呼ばれる線状の汚れもあります。ヒールマークは、靴やイス、台車などの接地面にあるゴムが床に擦れることで発生する汚れです
黄ばみ
黄ばみは、床についた水分を長時間放置することで発生する汚れのため、気が付いた時に拭き取るようにしましょう。テーブルやイスの脚の滑り止め用ゴムが、床に長時間接地している場合も黄ばみになり、ゴム汚染と呼ばれます。ゴム汚染は、一度付いてしまうと汚れが落ちにくいという特徴があります。
油汚れ
油汚れは、食事をとった際に落としたものなどが原因の汚れです。また、足の裏の皮脂汚れも、油汚れの原因として挙げられます。油汚れを放置すると、 黒ずみになる可能性もあります。
カーペットの汚れ
床がカーペットの場合、砂やホコリ、食べかす、髪の毛などが溜まっていきます。きれいに見える場合でも、毛の奥に汚れが蓄積されている可能性が高いでしょう。掃除せずに放置するとダニやハウスダストが発生し、オフィスの社員のアレルギー発症や体調不良の原因となることもあります。
オフィスの床を掃除するための用具
掃除用具には多くの種類があります。ここでは、オフィスの床を掃除するための用具について解説します。
フロアモップ
フロアモップは、ビニール床の掃除にかかせないアイテムです。必ず水分を含ませて使用してください。モップ掛けすることで、ホコリや髪の毛、ハウスダストなどを拭き取れますが、こびりついた汚れの除去には不向きです。
雑巾
フロアモップ掛けでは落としきれなかったビニール床の汚れや、カーペットのひどい汚れに対しては、雑巾による掃除が有効です。中性洗剤を2倍に薄め、雑巾に含ませて汚れを落とすとよいでしょう。
メラニンスポンジ
ビニール床で、特に汚れがひどい場合は、メラニンスポンジの使用をおすすめします。メラ二ンスポンジは、洗剤がなくても水を含ませるだけで汚れを落とせる便利な掃除用具ですが、床を傷つけてしまうこともあるため、気を付けて使用してください。
粘着クリーナー
粘着クリーナーは、タイルカーペットに掃除機をかけた後に使用するとよいでしょう。掃除機では取り切れなかった、からまった髪の毛や細かいゴミなどを除去できます。粘着力が強力なカーペット専用の粘着クリーナーがおすすめです。
オフィスの床の掃除方法
様々な掃除用具がありますが、どのように掃除をすればよいでしょうか。ここではオフィスの床の掃除方法について解説します。
最初に掃除機をかける
ビニール床とカーペットのどちらも最初に掃除機をかけます。ここでは、掃除機のかけ方のポイントをそれぞれ解説します。
ビニール床に掃除機をかけるポイント
モップ掛けでビニール床を掃除する場合、事前に掃除機をかけてゴミやホコリを除去しておくことが重要です。掃除機をかけずにモップ掛けすると、汚れが広がってしまう可能性があります。
カーペットに掃除機をかけるポイント
カーペットに掃除機をかける場合は、少なくとも2往復してください。毛足の流れの逆方向から掃除機をかけるようにし、吸引しきれなかった髪の毛などは粘着クリーナーを使って除去しましょう。カーペットの毛足が長い場合は、毛足をつぶさないように優しく掃除機をかけるようにしてください。
拭き掃除をする
拭き掃除は掃除機をかけた後に行います。ここでは、ビニール床、カーペットについて、拭き掃除のポイントを解説します。
ビニール床の拭き掃除をするポイント
ビニール床の拭き掃除にはフロアモップを使用してください。水を含ませただけでも汚れが落ちますが、床のべたつきが気になる場合は、薄めた中性洗剤を使用し、二度拭きしましょう。水分が多い状態で拭き掃除をすると、掃除の後に残った水分が転倒の原因になる場合や、拭き跡が残ってしまう可能性があるため、ある程度水分を絞って拭き掃除を行ってください。
カーペットの拭き掃除をするポイント
カーペットの拭き掃除は月に1回程度で問題ありません。まず毛足の逆方向から、その後に毛足の方向に沿って拭き掃除するとよいでしょう。中性洗剤を100倍程度に薄めたもの、またはアルカリ電解水で拭くようにしてください。シミができたところは雑巾を押しあてて汚れを落としましょう。洗剤の成分が残らないように、水だけで仕上げ拭きをすることをおすすめします。
定期的にポリッシャーをかける
ビニール床、カーペットのどちらに対しても、定期的にポリッシャーをかけることで、きれいな床を維持できるでしょう。ポリッシャーは清掃機器のひとつで、洗浄、古いワックスの剥離、床磨きの3つの機能を併せ持っています。円形のブラシをモーターで回転させる仕組みで、手動より効率的に掃除できます。
ポリッシャー使用後のビニール床は、ドライワイパーなどで汚水を回収してください。カーペットは、リンサーと呼ばれるカーペット専用の給水掃除機で洗剤と汚水を吸い取るようにしてください。
オフィスの床をきれいに保つための3つのコツ
オフィスの床をきれいに保つためには、どのようなことを心掛ければよいでしょうか。ここでは、3つのポイントについて解説します。
こまめに掃除を行う
できれば毎日、少なくても3日に1度は、掃除を行いましょう。掃除機をかけるだけでも効果があります。日々の掃除の負担を減らすために、ロボット掃除機の導入がおすすめです。また、日常的にデスクやチェアをきれいに並べることや、使用したものを元の場所に戻すのも、大切な心掛けです。
適切な洗剤を選ぶ
洗剤を適切に選ぶことも重要です。アルカリ性洗剤を使用すると、黒ずみはよく落ちますが、ワックスも落ちます。アルカリ電解水や重曹も同様の特徴です。洗剤が手に触れると皮膚に影響することもあるため、使用時には手袋をしてください。中性洗剤は、汚れ落ちはアルカリ性洗剤に劣りますが、ワックスへの影響が小さいといえます。日常的に使用する洗剤としておすすめです。
年に一度はワックスをかける
ビニール床は、少なくとも年に一度ワックスをかけると床が傷まず、汚れにくくなります。床が汚れていると、ワックスがけの効果が低いため、まず汚れを除去してください。ワックス自体が汚れている場合は、ポリッシャーをかけてワックスをはがしてから、新たにワックスを塗布するようにしましょう。
まとめ
オフィスの床をきれいに保つためには、床の種類に応じた方法で掃除を行うことが重要です。ポリッシャーの使用やワックスがけ、掃除の頻度、適切な洗剤選びなど、本記事で紹介したコツも参考にしてください。
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