床掃除にはポリッシャーがおすすめ|選び方や掃除方法も解説
床掃除にはポリッシャーがおすすめ|選び方や掃除方法も解説
床用ポリッシャーは簡単に使える清掃機械で、迅速な床掃除を可能にします。ただし床用ポリッシャーの購入にはコストがかかるため、どんなものを選ぶべきか悩む方もいるでしょう。
この記事ではポリッシャーについて知りたい方に、床用ポリッシャーの選び方や使い方、ポリッシャーを使用した場合の掃除の仕方までを解説します。ぜひ参考にしてください。
ポリッシャーは床洗浄におすすめ
床用ポリッシャーはブラシなど付属品を使用し、床ワックスの剥離(はくり)作業、床洗浄や床の磨き作業を行う電動清掃機械です。ポリッシャーは車用のものと違って、ワックスはかけられません。
ブラシやパッドをモーターで回転させて作業するので、通常使用するデッキブラシと比較して、迅速な床掃除が可能です。使用場所や使用目的により様々な役割が果たせます。
床用ポリッシャーの選び方
床用ポリッシャーの選び方について、ポイントを詳しく解説します。使用目的や使いやすさにあった床用ポリッシャーを選びましょう。
床用ポリッシャーの使用場所
床用ポリッシャーは使用目的や場所によって回転部位のおすすめの大きさがあります。基本的には広い場所には大きいサイズを、狭い場所には小回りが利く小さいサイズを選ぶとよいでしょう。具体的には以下のように選びます。
- 障害物のない体育館などは16インチ
- ホール・広い廊は14インチ(大きな障害物がある場合は12インチ)
- 学校の教室程度の広さは12インチ
- 小規模店舗・自宅は8~12インチ
- 階段がある場合は8インチ
床用ポリッシャーの重さ
床用ポリッシャーは、本体が重いほど洗浄力が高くなる傾向があります。最も重いポリッシャーは16インチですが、サイズが大きくなると扱いが難しくなります。例えば重いポリッシャーは階段の作業がつらくなります。洗浄力だけでなく、使用目的を考慮してポリッシャーを選びましょう。
床用ポリッシャーの回転数
回転数によって標準・高速・超高速と違いがあります。回転数が高速になれば、作業効率が上がりますが、デメリットも存在します。カーペットやデコボコのある摩擦の高い床面では、モーターに負担がかかるので使用できません。また回転が速くなればなるほど、本体がぶれやすいので、初心者の使用が難しくなります。
タンクの有無
ポリッシャーにタンクがある場合は、希釈した洗剤水を入れられるので、効率的に床掃除ができます。タンクの重みでブラシやフロアパッドの圧力を上げるので洗浄効果が高くなり、床面に洗剤をまく作業がいりません。ワックスの剥離作業にも便利です。
ハンドルの違い
ポリッシャーのハンドルは重要なパーツです。標準タイプはハンドルの中心にスイッチがあり、レバースイッチがあるデッドマンハンドルもあります。ハンドルは固定されているもののほか、スライド式・ペダル式といった伸縮性を備えたものがあります。伸縮タイプのものは収納や階段の使用時に便利で、作業者の身長に合わせた操作を行うことができます。
爪の違い
付属品のブラシやパッドを取り付ける部分であるブラシプレートには、3つ爪タイプと4つ爪タイプがあります。性能に違いはありません。違うタイプでは対応できないため、付属品を購入の際は必ず確認が必要です。
初心者・女性でも使いやすいか
床用ポリッシャーは重さがあり、回転により左右に引っ張られるので、初心者の操作が難しい場合もあります。ツーブラシやセーフティポリッシャーなら、軽いわりに安定性があるので使いやすいでしょう。狭い階段でも使用しやすい床用ポリッシャーもあります。
床用ポリッシャーの付属品
床用ポリッシャーには付属品が必要で、必需品のパッドとブラシについて解説します。ポリッシャーに付属品が付いていないので、別途購入が必要です。
パッド
パッドは汚れがよく取れるので、効率的な床掃除を可能にしますが、Pタイルなど床が平らなところに限ります。パッドを使用する場合、別売りの電気ポリッシャー用パッド台も必要です。
パッドのサイズは、ポリッシャーサイズよりも1サイズ大きくなります。8型ポリッシャーのパッドは9インチ、12型ポリッシャーなら12・13インチ、14型ポリッシャーなら14・15インチ、16型ポリッシャーなら18インチです。
パッドの色は、硬さや研磨剤の量を表します。床の状況や使用目的により選びましょう。パッドの繊維に研磨剤が入っており、量が多いほど強力な洗浄や剥離を可能にします。具体的には以下の表のとおりです。
パッドの色 | 用途 | 研磨力 |
白 | 保守 | 0 |
赤 | 日常洗浄 | 4 |
青 | 中間洗浄 | 15 |
茶 | 剥離 | 40 |
黒 | 完全剥離 | 100 |
パッドの用途や種類の詳細については、以下の記事を参考にしてください。
※参考:ポリッシャー付属品の選び方
※参考:ポリッシャー用フロアパッド早見表
ブラシ
ブラシはデッキブラシと同じ素材のトーロン(ナイロン)ブラシのものが一般的で、研磨剤は入っていません。デッキブラシの掃除場所で使用し、コンクリートやトイレのタイルなど、凹凸や摩擦が多い床面には、ナイロンブラシがおすすめです。他にもフロアブラシやタイネックスブラシがあり、使用目的や使用床面で選びましょう。
床用ポリッシャーの使い方
床用ポリッシャーの使い方には慣れが必要です。使い方は以下のとおりです。
パッドの色 | 用途 | 研磨力 |
床掃除工程 | 注意点・ポイント | |
1 | ブラシの取り付ける | 横に倒してブラシを取付金具に押し込み、左に回して取り付け、起こす |
2 | ハンドルを調整して固定する | 腰のあたりでハンドルを固定する |
3 | コンセントを入れる | スイッチが「切」になっていることを確認してから、コンセントを入れる |
4 | スイッチを入れる | 必ず本体が水平になっていることを確認してから、スイッチを入れる |
5 | ポリッシャーを操作する |
ポリッシャーが安定した位置を覚える
|
6 | コンセントを外す | ポリッシャーの操作が終わったら、コンセントを外す |
7 | ブラシを外す | マイナスドライバーを差し込んで外す |
詳細については、以下の記事を参考にしてください。
※参考:ポリッシャー操作のコツ
ポリッシャーでの床掃除の仕方
カーペットとPタイルの床掃除について、ブラシやパッドを使用したポリッシャーの使い方についてそれぞれ解説します。
カーペットなどの床掃除の仕方
ポリッシャーはアクリル・ナイロン・ポリエステルのカーペットが対象で、ウール天然素材のカーペットは使用できません。ナイロンブラシを使用し、以下の手順で床掃除を行いましょう。
- 埃を取り除く
- 前処理剤をカーペットに噴射する
- 洗浄液を希釈し、ポリッシャーでブラッシングする
- エクストラクターを使用し、すすぐ
- 目立てブラシでブラッシングし、乾かす
- 使用した機材を洗う
詳細については、以下の記事を参考にしてください。
Pタイルなど床掃除の仕方
Pタイルなど化学床全般、白木でない木床フローリング、塗装されたコンクリート面での床掃除の仕方は共通しています。ワックスの剥離作業をした後ワックス塗布まで、以下の手順で行います。
- 掃除機などで埃を取り除く
- モップなどで剥離剤を使用し、5分放置する
- タンクの水を使用し、剥離の場合は黒パッドを使用し、ポリッシャーをかける
- 汚水を回収する
- モップで数回水拭き後、からぶきをし、水分が残らないようにする
- 換気をして乾燥させる
- 完全に床面が乾いてから、ワックスを塗布する
- 使用した用具を乾燥させる
詳細については、以下の記事を参考にしてください。
※参考:Pタイルなどの化学床の場合
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まとめ
床用ポリッシャーは、床掃除を楽にする清掃機械です。ポリッシャーの性能や使用目的・場所を考慮した上で、付属品と合わせて購入が必要です。使用するにはコツが必要ですが、慣れてくれば簡単に扱えます。
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