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店舗における床材別の掃除方法｜必要な道具や掃除のコツも解説

店舗における床材別の掃除方法｜必要な道具や掃除のコツも解説

CATEGORY : お役立ち

UPDATE : 2022/05/19（木）

STAFF : bmstation

店舗における床材別の掃除方法｜必要な道具や掃除のコツも解説

店舗が清潔であることは大変重要です。店舗を綺麗に保つことができれば、継続的な集客と店舗の評価の向上につながります。この記事では、他の場所に比べて特に清掃などのメンテナンスが必要な、床の掃除方法について解説します。清掃業者だけでなく、店舗経営者や従業員の方々も床の清掃・メンテナンスの参考にしてください。

店舗をきれいに保つには床掃除が必要

床は壁などに比べて多くの汚れがつきやすく、床の素材も店舗によって様々です。清潔に保つには、店舗の床に合わせた清掃とメンテナンスが重要になります。フローリング、タイル、絨毯・カーペット、畳、クッションフロアの5つの床タイプの掃除方法とコツ、必要な道具を解説します。対象店舗の床素材を確認の上、参考にしてください。

フローリングの床掃除

フローリングの床の素材は、無垢材または合板に分類されます。素材の特徴は無垢材か合板かで異なりますが、どちらも掃除方法や汚れの種類に違いはありません。

フローリングの床に付着しやすい汚れは、髪の毛やホコリ、油汚れや食品汚れです。店舗は人の出入りが激しいので、ホコリが溜まりやすく食べこぼしによる油汚れや食品汚れも付着しやすい環境と言えます。

フローリングの床掃除に必要な道具

フローリングの床掃除に必要な道具は、ほうき、掃除機、フローリングワイパー、隙間用ブラシ、中性洗剤、雑巾です。フローリングの床掃除は比較的安価でどこででも手に入るもので行えます。他の床掃除にも役立つ道具なので、買い揃えて損はありません。

フローリングの床を掃除する方法

乾いたペーパーをセットしたフローリングワイパーで、ホコリなどの細かいゴミを取り除きます。次に掃除機をかけて、雑巾で水拭きします。最後に固く絞った雑巾で床を拭きとれば完了です。

フローリングを掃除するコツ

フローリングの床掃除では掃除手順を守ることが大切です。掃除機を最初にかけると、ホコリが舞ってしまいます。また、中性洗剤を混ぜた水で水拭きすると、油汚れを綺麗にできます。隙間ブラシはフローリングの隙間汚れに活用してください。

タイルの床掃除

タイルの床掃除はタイルの材質によって掃除方法が変わります。人工石なのか大理石なのかということや、表面がつるつるしているのかザラザラしているのかという違いです。タイルに付着しやすい汚れは、砂埃や土埃、花粉やカビです。花粉は少し意外かもしれませんが、一年中存在しているので小まめに掃除が必要です。

タイルの床掃除に必要な道具

タイルの材質によって掃除方法が変わるのは、材質によって特徴が異なるからです。

天然石に必要な掃除道具

掃除機
ほうき
雑巾

ツルツルした人工石に必要な掃除道具

掃除機
ほうき
雑巾
メラミンスポンジ

タイルの床を掃除する方法

天然石は、最初に掃除機とほうきで砂埃や土埃を綺麗にします。次に、軽く濡らした雑巾でタイルの汚れを拭き取ります。最後に固く絞った雑巾で乾拭きして完了です。

ツルツルしたタイルは、濡らした雑巾でタイルの汚れを拭き取るところまで天然石と同様です。その後は濡らしたメラミンスポンジで汚れを落として、もう一度濡れた雑巾で汚れを拭いたら、乾いた雑巾で乾拭きします。

タイルを掃除するコツ

タイルの目地に食べこぼし等の汚れが付着した場合は、漂白剤が有効です。塩素系漂白剤の原液を雑巾に染み込ませて、汚れの目立つ箇所に被せます。10分程度置いたら、雑巾で叩くようにして汚れを拭き取ります。タイルの床掃除は週一回以上は掃除が必要です。

絨毯・カーペットの床掃除

絨毯やカーペットの素材は大きく化学繊維とウールに分かれます。髪の毛やホコリ等が絡まりやすく汚れが付きやすいのが、絨毯とカーペットの特徴です。店舗でお客様の飲食する場所に使用している場合は、食べこぼしも汚れの原因になります。特に食べこぼしは油分も含んでおり落ちにくい汚れです。

絨毯・カーペットの床清掃に必要な道具

絨毯とカーペットの掃除では、日々の掃除か念入りな掃除かで掃除方法と掃除道具が変わります。定期的に念入りな掃除を行うことが大切です。

日々の掃除

掃除機

念入りな掃除

掃除機
薄手のゴム手袋

絨毯・カーペットの床を掃除する方法

日々の掃除は掃除機をかけるのみで十分です。念入りな掃除方法は、掃除機をかけた後に薄手のゴム手袋をつけて、「の」の字を描くように表面を撫でます。この作業により、ホコリや髪の毛を集めることができます。

絨毯・カーペットを掃除するコツ

薄手のゴム手袋はブカブカではなく手にフィットするものを選び、クルクルと「の」の字に動かすのがコツです。また、カーペットは色が濃くなる方向に1㎡辺り20秒かけてゆっくりと掃除機をかけます。こうすることで、より多くの細かいゴミを除去できます。

クッションフロアの床掃除

クッションフロアとは塩化ビニル系の素材を使った床材で、水に強くクッション性があるのが特徴です。ホコリや髪の毛、食べこぼしによる黒ずみが主な汚れの種類です。比較的掃除しやすい床材になります。

クッションフロアの床掃除に必要な道具

クッションフロアはフローリングと基本的に掃除道具は変わりません。そのため、身近な掃除道具で清掃が可能です。

クッションフロアに必要な掃除道具

ほうき
掃除機
フローリングワイパー
中性洗剤
雑巾

クッションフロアの床を掃除する方法

フローリングと同様に、乾いたペーパーをセットしたフローリングワイパーを一番初めにかけます。その後に掃除機で細かいゴミを吸い取り、油汚れは中性洗剤の入った水を含んだ雑巾で拭き取ります。次に普通の水で水拭きして、最後に乾拭きします。

クッションフロアを掃除するコツ

フローリングワイパーの後に掃除機を使うことがポイントです。また、油汚れの掃除に使う中性洗剤は、重曹で代用も可能です。クッションフロアの掃除で大切なことは、日々の掃除を欠かさないことです。意識して定期的な掃除を行ってください。

フローリングやタイルの床掃除にはポリッシャーが便利

ポリッシャーは専門的な道具にはなりますが、デッキブラシやスポンジでは取れない頑固な汚れの洗浄が可能です。また、他の掃除方法に比べて床を洗浄する時間は早くなります。店舗スタッフ自ら清掃できるので、一度導入すれば大幅な業務効率化に繋がります。店舗の汚れは一般家庭の汚れに比べて頑固なケースが多いので、ポリッシャーが役立ちます。

ポリッシャーを使うメリット

スポンジなどの清掃に比べて、大幅に清掃業務を効率化できるのがポリッシャーのメリットです。日々の清掃時間が短縮されるので、清掃業務にかかるコストの削減が可能です。削減された分の時間やコストは、店舗のサービス向上に活用できるようになります。店舗スタッフで正装に対応できるので、外注する必要がなくなります。

ポリッシャーを使った床掃除の方法

20～50倍に希釈した床洗剤をポリッシャーにセットします。力を使って動かすのではなく、ポリッシャーのブラシの回転を利用して清掃します。腰を使ってハンドルを少し下げると左へ、少し上げると右へ移動できます。前後への移動はハンドルを右手側に上げて前進し、左手側を上げると後退します。ブラシは床と水平に保つのが基本です。