ポリッシャーのパッドとブラシの違い、色別の使い分けもわかりやすく解説

ポリッシャーを効率的に使うためには、パッドを適切に使い分けることが大切です。この記事では、ポリッシャーのパッドについて、ブラシとの違いや、色別の使い分けなどを解説しています。ポリッシャーを使う際の手順も記載しているため、適切に使用し、手作業では落ちない汚れ落としに、ぜひ役立ててください。

ポリッシャーとは

ポリッシャーとは、円形のパッドなどを電動で回転させながら、床の洗浄やワックスの剥離を行う機械です。ブラシやパッドの付け替えができ、床の種類や汚れ落としの用途に合わせて使い分けます。デッキブラシなどを使う手作業に比べ格段に効率よく、きれいに仕上げられます。ただしワックスはかけられません。

ポリッシャーのパッドとブラシの使い分け

ポリッシャーの下部には、パッドかブラシを設置します。どのように使い分けるとよいのか、解説します。

ポリッシャーのパッドの特徴

ポリッシャーのパッドは、フラットな床に使用します。汚れがよく取れますが、目地などがある床には不向きです。ポリッシャー本体が12インチならばパッドは13インチというように、本体より一回り大きなサイズを取り付けましょう。パッドは用途や硬さの違いで色分けされていますので、色を覚えておくことで間違いを防げます。

ポリッシャーのブラシの特徴

ポリッシャーのブラシは、目地などがありフラットではない床に使用します。カーペットの洗浄には、カーペットを傷めにくい専用のブラシがあります。ブラシはポリッシャー本体と同じ大きさ(インチ)を取り付けます。ナイロン製、赤シダ製、ワイヤーなどがあるため、使用箇所や用途により使い分けるようにしましょう。

ポリッシャーのパッドの色と使い分け

ポリッシャーのパッドは、材質や面の粗さ、研磨剤の種類や量などから色分けされています。一般的に、明るい色から暗い色になるほど研磨力が強くなります。以下で、色別の主な用途を解説します。

白(ホワイト)

白のパッドは研磨剤が入っておらず、ワックスのつや出し作業、焼き付け作業用です。

赤(レッド)

赤のパッドはワックス床を保守しつつ、汚れを落とせます。軽めの表面洗浄や、つや出し作業などに用います。

青(ブルー)

青のパッドは表面洗浄作業用です。それほどひどくない汚れの除去に用います。緑より耐久性があります。

緑(グリーン)

緑のパッドは表面洗浄作業用です。青より研磨力が強いため、洗剤を使ってワックスの汚れを落とす際にも使用できます。

茶(ブラウン)

茶のパッドは基本的にワックスの剥離作業用です。それほど汚れていないところに使用します。洗浄にも使えますが、光沢を落としてしまうこともあります。

黒(ブラック)

黒のパッドは、床ワックスの剥離作業用です。非常に研磨力が強く、ひどい汚れにも使用できます。

ポリッシャーの主な種類と使い分け

ポリッシャーにはコードの有無やサイズなど、いくつもの種類があります。それぞれの特徴を解説します。

コードレス

壁際や階段など、狭い場所にはコードレスタイプのポリッシャーが適しています。コード式が多いポリッシャーですが、コードレスのものは軽量なものが多く、持ち運びも簡単です。ただし広い場所を掃除すると、バッテリーが切れてしまうおそれがあります。

8インチ

一般的な床用のポリッシャーでは、最小サイズが8インチです。ブラシが小さいため効率は落ちてしまいますが、一般家庭や小規模店舗、階段など、ごく狭い場所で使用するのに向いています。階段での使用に特化したハンドルの高さが調整できるものは、収納場所が広くない場合にも適しています。

10インチ

10インチのポリッシャーは、パワー自体は8インチのポリッシャーと同じです。ただパッドやブラシのサイズは8インチのものより大きいため、掃除の効率が上がります。8インチより大きいものが欲しいが12インチは大きすぎるという場合に適していますが、一般的な大きさではないため、バリエーションはあまりありません。

12インチ

12インチは、もっとも一般的に使われているサイズで、オフィスなどの清掃に向いています。本体やオプションの選択肢も多くあります。12インチまでであれば、万が一操作を誤っても力で押さえられるでしょう。障害物が多いと使用しにくいため、事前にスペースを広げておく必要があります。

14~15インチ

14~15インチは、プロ仕様の大きさです。オフィスや商業施設など、広い場所の清掃に向いています。バリエーションも豊富なため、用途に応じて選択することが可能です。電動で動くため重量を感じることはあまりありませんが、30kgを越えており、初心者は扱いづらく感じてしまうかもしれません。

16インチ以上

16インチ以上は、ポリッシャーのサイズの最大クラスで、大きな倉庫や体育館、デパート、集会所など、広大な場所の清掃に向いています。障害物がない場所で使用すると広い範囲を効率的に掃除でき、活躍することでしょう。パワーがあるため広い場所の剥離作業にも適していますが、使用するにはスキルが必要です。

ポリッシャーを使って床を洗浄する手順

ポリッシャーを使用する際には、効率的な清掃手順があります。順を追って解説します。

1.床の掃除をする

ほうきや掃除機、モップを使い、床面のホコリや砂を取り除きましょう。ホコリなどがポリッシャーのブラシに巻き込まれて床を傷つけてしまうこと、ワックスを塗る際にホコリなどを固めてしまうことを防げます。また、この時にポリッシャーの障害になる物を避けておきましょう。

クッションフロアに必要な掃除道具

2.洗剤を塗布する

20~50倍に薄めた床用の洗剤を床に塗布します。モップなどを使って広げていきましょう。タンク付きのポリッシャーの場合は、タンクに薄めた洗剤を入れることで、塗布しながらポリッシャーがかけられるため手間を大きく減らせます。剥離剤の場合は、塗布した後に作用するまで時間を置きます。

3.床を洗浄する

ポリッシャーを使用し、ゆっくり動かしていきます。左右のハンドルで前進や後退を操作するため、ポリッシャーの使い方に慣れていない場合は、事前に操作の練習をしておくとスムーズに洗浄できるでしょう。よりきれいにしたい場合には、1度ポリッシャーをかけたあとに洗剤が作用する時間を空け、2度目をかけるとよいでしょう。

4.汚水をふき取る

ポリッシャーをかけたあとは汚れた水が床に残ってしまいます。そのため、乾く前にきれいにふき取りましょう。ウェットバキューム、床用ドライヤーを使用すると素早く回収できます。乾いてしまうと汚れがもう1度床に付着してしまうため、水拭きをして床に残らないようにすることが大切です。

5.ワックスを塗る

仕上げは、ワックスの塗布です。ポリッシャーの工程で、床の汚れ落としやワックスの剥離をきちんとおこなうことで、ワックスの仕上がりは格段に変わります。専用のモップを使用し、ワックスを薄くのばします。床が完全に乾いてから行うこと、スペースの奥から出入口に向かってかけていくことを意識して、モップをかけるときれいに塗れます。

まとめ

ポリッシャーには、パッドかブラシを装着して使用します。床がフラットであればパッドを、凹凸があればブラシを使いましょう。またパッドの色は材質や研磨剤の量を表しており、明るいほど研磨力は弱く、暗いほど強くなっています。またパッドの色は材質や研磨剤の量を表しており、明るいほど研磨力は弱く、暗いほど強くなっています。

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