マンションの廊下掃除の手順 掃除の種類や必要な道具も解説

マンションの管理において、共用部の廊下を定期的に掃除することは重要です。この記事では、清掃業務に携わる方、店舗運営者、マンション管理人に向けて、マンションの廊下掃除の手順について解説します。マンションにおける掃除の種類や、必要な道具についても解説しますので、情報収集に役立ててください。

マンションにおける3つの掃除の種類

マンションにおける掃除の種類は、大きく分けて3つあります。ここでは、マンションにおける掃除の種類の特徴や頻度について解説します。

1.日常清掃

日常清掃は、毎日または2~3日に1回程度行う清掃です。日常清掃では、エントランスやエレベーター、玄関、階段、駐車場などの日常的に利用する場所をメインに清掃し、常に綺麗な状態を保ちます。集合ポストの整理や、自動ドア・掲示板の拭き上げ、低い場所のクモの巣の除去などの細かい箇所の清掃も、日常清掃の範囲として挙げられます。

日常清掃を実施する頻度や回数は、マンションによって異なりますが、最低でも3日に1回のペースで清掃しているのが一般的です。

2.定期清掃

定期清掃は、日常清掃よりも実施する頻度は低く、月に1回や3ヶ月に1回程度行う清掃を指します。定期清掃を実施する頻度や回数は、マンションによって異なりますが、1~3ヶ月に1回のペースで行うと、マンションを綺麗な状態に保てるといわれています。清掃を行うタイミングについては、汚れてから実施するのではなく、定期的に計画を立てて実施するのをおすすめします。

定期清掃では、日常清掃では除去しきれない廊下や階段、エントランスなど汚れや、高い場所などの清掃をメインに行います。ポリッシャーや高圧洗浄機のような専用機を使って清掃を行うのが一般的です。

3.臨時清掃

臨時清掃は、定期清掃よりも実施する頻度は少なく、年に1回または年に2回程度行うのが一般的です。日常清掃と定期清掃と同様に、頻度や回数はマンションによって異なります。清掃する場所は、日常清掃や定期清掃では実施していない、外壁や高い場所のガラス、屋上です。

また、照明の清掃・交換、高い場所のクモの巣の除去や、貯水槽の清掃、敷地内の除草など、日常清掃や定期清掃で落としきれていない汚れの除去も行います。

マンションの廊下の床材

マンションの廊下の床材には、長尺塩ビ防滑シートが使用されている場合がほとんどです。長尺塩ビ防滑シートは、凹凸により滑りにくく、汚れにくい材質であるというメリットがあります。一方で、床の凹凸に埃や砂が溜まって汚れが目立ちやすいというデメリットもあります。

凹凸に汚れが入り込むと見栄えが悪くなることはもちろん、汚れが除去しにくくなることから、定期的に床を掃除する必要があります。

【定期清掃】マンションの廊下掃除の手順

マンションの廊下の掃除は、定期清掃にて頻繁に行う必要があります。ここでは、マンションの定期清掃における廊下掃除について、手順に沿って解説します。

1.自在ほうきで埃や塵を掃く

マンションの廊下掃除をする際は、自在ほうきを使用して、埃や塵を掃くことから始めましょう。自在ほうきは、床面にフィットして細かな埃や塵を集めやすく、埃を立てずに掃き掃除ができるのが特徴です。床の凹凸に細かい埃や塵が溜まりやすいため、重点的に掃き出すのがポイントです。掃き出したゴミをこまめにチリトリでまとめながら行うと、効率的に清掃できます。

特にポリッシャーを使用する場合は、あらかじめ埃や塵を除去しておくと、ポリッシャーのブラシにゴミが絡まって床を傷つけることを防げます。

2.ポリッシャーで洗浄・高圧洗浄機で洗浄

自在ほうきで埃や塵を掃除した後は、ポリッシャーもしくは高圧洗浄機で洗浄をしましょう。内廊下などで排水口がない場合はポリッシャー、開放廊下などで排水口がある場合は高圧洗浄機を使用をおすすめします。床の汚れの状態や、周辺の状況を踏まえた上で、適切な道具を選択しましょう。

床をより綺麗に仕上げたい場合は、ポリッシャーで2度掛けをするのがおすすめです。2度掛けをする際は、洗剤がしっかり汚れに作用するために、間隔を置いて行うのがポイントです。

3.汚水回収・水拭き

ポリッシャーを使って洗浄した場合は、ドライワイパーやウェットバキュームを使って、迅速に汚水を回収します。ウェットバキュームは、凹凸がある床面でも確実に汚水を回収できるため、おすすめです。汚水が乾くと、汚れが床に定着し、清掃が無駄になる可能性があるので注意しましょう。汚水の処理が終わったら、汚れと洗剤を取り除くため、モップで水拭きを2回ほど行います。

一方で、高圧洗浄機を使用する場合は、除去した汚れをそのまま排水口に流すため、汚水の回収をする必要はありません。

4.ワックス塗布

ポリッシャーを使用した場合は、仕上げにワックス塗布を行うのが一般的です。ワックスを塗布する際は、専用のモップを使用する場合がほとんどです。ワックスを塗り残すことがないように、動線をイメージしながら行うのをおすすめします。ワックスを薄く塗り伸ばすのを心がけたり、部屋の奥から出口に向けて塗布するのを意識したりするのがポイントです。

その床に初めてワックスを塗布する場合は、1層のみではなく2~3層塗布すると、光沢が出て防汚効果も高まります。

【定期清掃】マンションの廊下掃除に必要な道具

マンションの定期清掃の廊下掃除に必要なポリッシャーと高圧洗浄機について、解説します。

ポリッシャー

ポリッシャーは、ブラシやパッドを回転させて汚れを洗浄する機械です。清掃業者が活用している道具の一つで、床を磨くのに最適な洗浄ブラシです。機械の重量で圧力をかけて洗浄するため、短時間で効率的に清掃が可能です。

ポリッシャーや、ポリッシャーに取り付けるブラシやパッドは、8インチ・12インチ・14インチ・16インチなど、サイズが豊富です。廊下を清掃する場合は、小回りが利く8インチ程度のサイズを選ぶことをおすすめします。はく離用や、洗浄用、磨き用など、使用する用途に沿ったブラシやパッドもあります。

高圧洗浄機

高圧洗浄機は、水を当てるだけで簡単に掃除ができる機械です。強い水圧によって、頑固な汚れや経年劣化による汚れを除去する際にも活躍します。ポリッシャーは、床の洗浄に適した機械ですが、高圧洗浄機は壁や車などの汚れも落とすことを得意としています。

高圧洗浄機には、充電式と電源コード式の2つの電源タイプがあります。廊下のような狭い場所を清掃する場合は移動が簡単にできる「充電式」がおすすめです。充電式は小型で軽量な商品が多いため、収納性があるのも特徴です。

ポリッシャーセット ピックアップ



ポリッシャーセット ピックアップ



まとめ

マンションの定期清掃で廊下掃除をする際には、ポリッシャーや高圧洗浄機などの道具が必要です。使用する用途や状況に沿って、道具の種類やタイプを選びましょう。

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